
企業にとって「採用活動」は業績を伸ばす上でとても重要な活動ですが、どのように戦略を立てて、どこを改善していけばよいのか迷うこともありますよね。
そんな採用活動に悩む方のために、現役人事が本気で選んだ「必読の採用本」を厳選しました!
本ブログでは、採用戦略から面接での魅力づけ、採用広報、企業ブランディングまで、実務に役立つ知識が詰まった本を紹介します。
それぞれの本が、採用活動の中のどの部分で役立つのかを具体的に解説しているので、最後まで読むことで採用力を確実にアップさせるヒントが見つかるはずです。
人事採用のプロとして一歩先を行くために、ぜひ最後まで読んでみてください!
人を選ぶ技術
『人を選ぶ技術』は、「人を見る目」を鍛える方法を教えてくれる一冊です。人を見極める力は、生まれつきのセンスではなく、誰でもトレーニングできると著者は語ります。
採用やパートナー選びなど、人生に大きな影響を与える場面で必要なこの力を、感覚や勘だけに頼るのは危険です。
本書では、超一流のヘッドハンターとして活躍してきた著者が、相手の本質を見抜く具体的な技術をわかりやすく紹介しています。
「人を見る力」は、自分を見る力にもつながります。面接担当者だけではなかく、すべてのビジネスパーソンにおすすめの一冊です。
採用に強い会社は何をしているか
『採用に強い会社は何をしているか』は、「出会う→見立てる→結ばれる」という採用の流れをもとに、実際の企業事例を交えて丁寧に解説してくれる本です。
特に、それぞれの段階で何を考え、どう行動するべきかの「解像度」が高く、言葉の選び方も的確で納得感があります。
単なるテクニックではなく、「なぜそうするのか」という戦略的な視点が全体を通して貫かれており、表面的なマネでは人は動かないことを改めて実感できます。
採用に関わる人なら、会社のデスクに置いておきたい一冊です。
採用を科学する。 計画・データ・仕組みで採用は変貌する
『採用を科学する。』は、感覚ではなくデータと仕組みで採用を進めたい人にぴったりの一冊です。応募が来ない、面接に進まない、辞退が多い。
そんな「採用におけるよくある悩み」に対して、どのように改善・対策すればよいかが、実例をもとに丁寧に解説されています。
特にGoogleカレンダーで使えるツールやSlack活用法など、すぐに真似できる実践的な情報が豊富で、まさに採用のガイドブック。
採用の流れを「計画→データ→仕組み」で整理し、効率的かつ論理的に進める方法が詰まっています。これから採用業務に力を入れたい担当者にとって、心強い味方になる一冊です。
これで採用はうまくいく ほしい人材を集める・見抜く・口説くための技術
『これで採用はうまくいく』は、ただ人を集めるのではなく、「どうやって本当にほしい人を仲間にするか」に焦点を当てた実践的な一冊です。
特に「口説く」技術に力を入れており、信頼関係の築き方から、相手のタイプ別のアプローチ法まで、細かく丁寧に紹介されています。
著者は、会社は求職者を「選ぶ側」ではなく、求職者から「選ばれる側」になりつつある採用現場のリアルを鋭く捉えており、今の時代に必要な視点が詰まっています。
人事や現場の面接担当者にとって、すぐに使えるノウハウが満載です。採用に悩んでいる人にはぜひ読んでほしい一冊です。
採用のストラテジー
『採用のストラテジー』は、採用を「人を集めること」だけにとどめず、育成や定着までを含めた広い視点で捉え直した本です。
日本・フランス・アメリカの採用の違いまで比較されていて、グローバルな視点でも学びが深まります。特に「採用部署と現場のズレ」が採用失敗の原因という指摘には、思わずうなずく人も多いはず。
事例も多く、現場感のある分析が豊富なので、理論だけでなく実践にも活かせます。ボリュームがあり読み応えはありますが、採用を本気で変えたい人にとってはまさに頼れる一冊です。
人材獲得競争時代の戦わない採用「リファラル採用」のすべて
『人材獲得競争時代の戦わない採用「リファラル採用」のすべて』は、知人紹介を通じた採用=リファラル採用に本気で取り組む企業に向けた実践ガイド本。
ただ紹介制度を作るだけでは成功することは難しく、社員一人ひとりが「自分の会社を紹介したくなる」ような環境づくりこそが必要だと解説されています。
社員の入社から退職後までの体験(エンプロイ・ジャーニー)を丁寧に設計していくことで、自然と紹介が生まれる仕組みが作れます。
リファラル採用が定着すればコストも抑えられて、組織のエンゲージメント向上にもつながる。地道な取り組みが必要ですが、採用担当者としては読んでおきたい一冊です。
「本当にほしい人材」が集まる中途採用の定石
『「本当にほしい人材」が集まる中途採用の定石』は、採用に悩む中小・ベンチャー企業にとっての必読書です。
ただ人を集めるのではなく、「自社に本当に必要な人材」をどうやって引き寄せるか、その採用戦略と実践方法が具体的に紹介されています。
採用は経営そのもの。そんな考え方のもと、採用広報・スカウトノウハウ・面接術などなど。求職者から選ばれる企業になるために、今すぐ見直すべきポイントが詰まった一冊です。
ITエンジニア採用のための戦略・ノウハウがわかる本
『ITエンジニア採用のための戦略・ノウハウがわかる本』は、激化するIT人材の採用競争を勝ち抜くための実践書です。
テックブログやSNS活用などの施策紹介にとどまらず、その裏にある戦略思考を丁寧に解説。計画立案から母集団形成、選考、クロージング、さらには入社後のオンボーディングまでを一貫してカバーしています。
特に、採用の全体像を構造的に整理している点が秀逸で、採用担当者が自社の課題を的確に把握し、最適な打ち手を選べるようになります。即現場で使えるノウハウと、ブレない採用軸の両方が手に入る、ITエンジニアの採用担当者必読の一冊です。
人材不足をこの1冊で解決!採用の強化書
『人材不足をこの1冊で解決!採用の強化書』は、採用の悩みを抱えるすべての企業にとって心強い味方となる本です。
求人を出しても応募が来ない、採用してもすぐ辞めてしまう。そんな「採用あるある」の課題に、今すぐ実践できる解決策が解説されています。
リファレンスチェックや外国人採用など、他の本ではあまり語られないテーマにも触れ、人が集まり・育ち・定着する強い組織づくりのためのノウハウが満載です。
特に、これから人事を担当する人や採用に初めて取り組む経営者にとっては、基礎から応用まで理解できます。採用の現状を変えるための「強化書」として、読んでおくべき一冊です。
「うちの会社にはいい人が来ない」と思ったら読む 採用の問題解決
『「うちの会社にはいい人が来ない」と思ったら読む 採用の問題解決』は、「いい人が採れない…」という悩みを解消したい企業にとって必読の一冊です。
本書では、採用の問題を「企業イメージ」に焦点を当てて解決方法を解説しています。
給与だけでなく、企業イメージの重要性が強調されており、良い人材を引き寄せるためには、どのように企業の評判や認知度を高めるかがカギになると説いています。
新卒採用や中途採用に役立つ実践的な内容が満載で、採用担当者だけでなく経営層にも必読です。採用活動を体系的に見直すためのヒントが詰まっており、感覚的に行っていた採用活動を具体的に改善したい方には特におすすめです。
採用を成功に導く一冊、今すぐ手に取ってみましょう!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。今回ご紹介した10冊の書籍が、採用活動の新たなヒントやアイデアにつながれば嬉しいです。
採用活動はただの作業ではなく、企業の成長を支える大切なプロセスといえるでしょう。
どの本も実践的で役立つ内容ばかりです。自社の採用に合った一冊を見つけて、得られたノウハウを取り入れていくことで、採用活動がさらに充実したものになるはずです。
あなたの採用活動が成功することを心から願っています。
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